パワーブック・チタニアムは出荷が間に合ってないようだが,チタニアムソフトウェアは徐々に頭をもたげている。そのインターフェイスとその操作性,そして機能の奥深さ。チタニアムソフトウェアというジャンルが生まれつつある。OS Xの,キラーと呼ぶには弱いが,だがなくてはならないソフトたちだ。
アップル社は,トーストの開発会社ロクシオ社と協力し,サードパーティーの外付けCD-Rドライブをサポートできるよう,iTunesを改訂しているという。だがそのiTunesアップデートにより,トーストがコンフリクトを起こしてしまうので,トーストもアップデートのパッチをリリースする。
アダプテック社のソフトウェア部門がわかれたロクシオはまもなくCD焼きソフトの「トースト5 チタニアム」をリリースする。あちらこちらでベータ版が流れているが,使ってみると大幅なアップデートがある(pic)。パワーブックG4チタニアムと今までのフルーツカラーを取り入れているインターフェイス(pic),DVDディスクの作成とMPEG1エンコードによるビデオCD作成をサポート(pic),OS X用にカーボン化もされている(あとはドライブ側のドライバ次第)。なによりバックグラウンドで焼けるのがうれしいかぎり(pic)。だが,ひとつのマシンに2つの焼きソフトを入れると不具合が起きやすいように,アップルのディスク・バーナーは,もともとラディオロジック社のCDメイカーというソフトなので,コンフリクトは想像がつく。トーストに助けを求めるのは以前のアップルなら絶対しないことだったろうが,iTunesを広めるためなら頭を下げてもするべきだ。
に,してもiTunesはやっぱりいい。余計なものはついていないし,必要なものはすべてある。で,使えば使うほどこなれてなじんでくる。私はiTunesのおかげで,ネットにつないでられるときはMP3ストリーミングを流しているのが普通になった。まぁここいらだが(^_^;)(先日まで坂本真綾さんの曲を流し続けているチャンネルがありましたが,今は菅野よう子さん絡みの曲を流し続けるチャンネルが…)。サウンドジャムMPでもできたことだが,iTunesには手軽さがある。なんでもOS Xには,カーボン版iTunesが搭載されるという。OS Xでキラーとなるソフトは,まずiTunesだ。iTunesの使えないパソコンなど,魅力が半分になってしまう。と,まぁトースト5やiTunesのようなチタニウムソフトウェアが路を切り開いていく,ということ。
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